内戦の泥沼化で
とんでもないことになっているシリア
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その昔
まだ、平和だったころ(といっても、ゴラン高原には国連軍が入ってたりしたけど)
協力隊の同期が任期を延長したので
中国から帰国してすぐに
シリアにひとりで遊びに行った
だって、わたし
前世はきっと遊牧民(ベドウィン)……だとずっと思っている
前世の血が騒ぐ(笑)
来いと言っている(笑)
通訳のいるお気楽旅
何食べてもおいしい
アラブって異世界だけど
どこか懐かしい(やっぱりね)
同期に
「2時間ひとりで街をぶらついてこい
帰ってくるな」
とダマスカスの街に放り出され
散策した思い出
とにかく帰り道を忘れないようにだけ気を付けて
自分が異教徒であることを強く感じながら
石畳
建物の窓
人々の営み
街の空気
市場の様子
路地裏
ワクワクしながらも
ちょっと怖々ドキドキしながら
歩き回った
友人の家の手前
高く積み上げられたひよこ豆のコロッケで
すぐにその店とわかる
ファラフェルサンド屋
ホムス(ひよこ豆のペースト)と
ホブス(ナンのようなまん丸の薄っぺらいシリアのパン)の上に
野菜たっぷりと
コロッケをポンポンと乗せ
包丁の腹で
バンバンと潰し
クルクルっと巻いて出来上がり
待ってる間に
店の前は
珍しい異教徒外国人の私を見るために
人集り
おいしいものを前に
私はにっこり笑って
数軒隣の花屋で花を買い
友人宅に戻って
夕食
そんな思い出のファラフェルサンド
(やっぱ食べ物かよ)
(写真は後日追加します)
20年近く経って
福岡で作って食べれるとは
思いもしなかったよ
ひよこ豆のペーストに味付けて(付けてあって)
丸めて揚げるだけ
野菜と絶品ヨーグルトごまソース
くるっと巻いてガブッ！
思い出とともにお腹も心も満たされた気分
さあらちゃん(勝手にちゃん付け)
機会をありがとう❤️
